ロックが下火になっている件について物申したい・・・

世界情勢についても、政治についても、俺が物申したいことなんてほとんどない・・

今は、ウクライナに慈悲と勝利をと思うくらいだ。でも、西側諸国に大賛成ってわけではないのだが・・核の傘っていう理論も、それがとりあえずは一番平和っていうの理解しているさ。けど、やっぱり、自分が平然と持っているものを、相手には持つなって、そんなのがまかり通っていいのかい?そして、結局攻められて、命を落とすのは、核兵器を持っていない国で・・

 

まぁ、いいや。俺が今、言いたいのはそんなことじゃなくて。

文化についても、伝統が大事だとか、流行が一番だとかのいつの時代も繰り返す議論には興味がない。

ただ、ロックに関しては全くの別だ。俺はロックには並々ならぬ思いがある。

 

 

 

つい先日、X japanyoshikiが「the last rock stars」というロックバンドを結成した。「世界をロックにする」という言葉とともにだ。「last」には、yoshiki,hyde,sugizo達の年齢からしてこれが最後の挑戦になるという意味が込められているらしい・・

 

yoshikiの「世界をロックにする」という発言を聞いて、僕がまず、真っ先に思い浮かんだのは、QUEENの「 We will rock you」だ。言うまでもないが、この「We will rock you」という言葉にも、「お前をロックで魅了してやる。揺り動かしてやる。」というメッセージが込められている。その言葉に嘘はなく、みんなも知っている「We will rock you」の代名詞といえる、足踏みと手拍子で繰り出されるあのリズムは、まさに会場がロックという魔物に揺り動かされていくかのようであった。

 

時代は流れ、今やダンスミュージックの全盛期だ。SNS(特にtiktok)の普及とともに、

メディアが、いかに短く伝えるか、いかにSNSで拡散させられるかに重きを置かれるようになると、ギターソロや間奏といった直感的にメインではないと感じられるものは淘汰され、高い音楽技術や唯一性といったカリスマとも呼ぶべきものは、今や拡散の足かせに見受けられるようになってしまった。ロックもまた、その波に呑まれた。

 

当然、当事者であるyoshiki達も、そのことを肌で感じているのであろう。だからこそ、ロック界の伝説達が集っての「the last rockstars」の結成、そして「世界をロックにする。」という発言に及んだのだろう。

 

そもそも、僕自身は、X japanのファンだ。「the last rockstars」を好きになるか、ファンになるかは音楽を聴いてみないことには分からない。けれども、yoshiki率いる「the last rockstars」の想い、そして心意気は本当に素晴らしいし、是非とも頑張っていただきたい。

 

 

 

 

そこにギターがあって、ベースがあって、ドラムがあって、ボーカルがいる。こんなにも胸を躍らせるものが他にあるかい?