夏といえば、「サマーウォーズ」。
異論は受け付けない。
青春、アクション、近未来、そして、古き良き日本の夏。
そのすべてが詰まった作品、日本夏映画の金字塔である。
(うる覚えで僭越ながら、以下、作品をアピールしていきます。)
物語の舞台は、近未来的な日本の夏。
セミが鳴いていて、気候は、蒸し暑い。そして、ひとたび、青春に耳を傾ければ、部活、バイト、遊びにはげむ高校生たちの声が・・。そう、現代と何ら変わらない。しかし、一つだけ、この物語の世界には現代にはない、あるモノが存在した。
それは、「バーチャルの世界」。ネット上には、現実世界をまねた3次元の空間(バーチャル空間)が存在し、人々(物語に登場する老若男女のすべて)は、人型の3次元アイコンをその空間の中に自分の分身として持ちます。まぁ、現代で一番近いものでいうと、「どうぶつの森」でしょうね。「どうぶつの森」と違う点は、単なるゲームではなく、もっと現実と密接に結びつき、暮らしを豊かにする仮想空間として、存在している点だ。具体的には、バーチャル空間内で、買い物、投資、娯楽、貯蓄といった日常に必要なすべてを行うことができるのである。
さて、前置きはここまでにして、以下で、サマーウォーズの魅力を順にピックアップしていく。
【サマーウォーズの魅力1.】圧倒的ヒロインの存在。
性格、ルックス、ともに整った女の子が、この物語のヒロイン。
この演出が、青春映画としてのヒットに一役買っています。
このヒロイン、主人公の男子高校生より、一つ年上で、いわゆるお姉さんタイプ。
「最近の若い男の子は、草食系が多い」ため、妹タイプよりもお姉さんタイプのヒロインのほうがヒットすると、製作者側が見込んでいたとかいないとか・・・
【サマーウォーズの魅力2.】バーチャル内での花札を活用した戦闘シーン
どんな映画でも、バトルやアクションのシーンを挿入すると、迫力が出て盛り上がりますよね。サマーウォーズでは、ヒロインと敵が、バーチャル空間内で、花札勝負(こいこい)をするシーンが見所です。花札で劣勢になると、自分の3次元アイコンが実際にダメージを負う(逆も然り)という、いわゆる「遊戯王スタイル」ですので、迫力があります。
【サマーウォーズの魅力3.】近未来と昭和(平成)との融合/対比。
かの伝説的ロックバンド、エアロスミスも、ロックに(日本でいうところの)民謡を融合した曲作りで、世界的なアーティストとなった。
「ある場所に行き詰まった後、さらに高みを目指す」には、「既存のジャンルにとらわれるでなく、異なるジャンル同士の融合を試みる」というのが、「どの世界でも共通認識である」という「私の解釈」である。
この解釈によれば、細田監督は、近未来と日本の伝統との融合を試みた結果、見事、映画作品として大ヒットしたのだと思われます。
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