みんなに、、世の中に、、ついていかなくちゃ!!

言葉にするならば、「浮遊感」とでも言うのだろうか?

どこにいても、誰といても、自分だけはそこにはいないような感覚。

時たま周囲と上手く波長が合って、「そこ」に自分が存在していたとしても、自分だけは地に足がついていないような・・どこか周りを俯瞰しているような・・そんな感覚。

 

こんなことって、きっと誰もが感じていることだと思う。俺はそれが他の子より「少し」強かっただけのこと。幸か不幸か「とても」強かったわけじゃないから、生きていけないほどじゃなくて・・それで食っていけるほど世間で話題になるわけでもなくて・・

 

ぷかぷかと宙に浮かびながら、それでも、「みんなについていかなくちゃ!!」「世の中についていかなくちゃ!!」そんな思いを持って漂い続け、上手な人間関係も、かけがえのない人間関係も築けないまま、時だけが流れた。

 

転機は大学生になって親元を離れた時だった。

家族も、親戚も、友達も。

知り合いが誰一人いない土地が、空間が、「俺のしがらみ」にブラインドをかけた。

俺を自由にさせた。

 

それから、幾度かの季節が過ぎ去った今でも俺は、ふわふわと自由の風に漂っていた・・・

 

って、んなわけねーーだろ!!

俺は一生、みんなに、世の中に、ついていくんじゃい!!

凡人なめんな!!